資本主義の本質が独占であり、資本家の夢が**「賃金のいらない労働者」**である限り、社会の自動化や機械化は避けられないと思うんですよね。(パトレイバーっていう近未来SF漫画に出てきたセリフなんですけど、数十年も前の作品に、ようやく時代が追いついてきたみたいなセリフがけっこうあるんですよね。まぁ、さすがにデジタルガジェットの予測は難しかったみたいですけど)
AGIのような人間並みの知能をもった汎用人工知能が誕生するにしても、その開発費用は上記のように資本家の欲望からしか、出てこないような気がしますね。
アテクシがXでよく観察している、AI推進派の人たちは、だいたい2者に分かれてますね。
意識高い系の事業(とくにIT系)やってる人たちは、AIを活用して、同業者を出し抜こうと頑張ってらっしゃるみたいですね。
意識低い系の人たち(アテクシ含む)は、シンギュラリティを期待して、AIを触ってはみるものの、それで事業を起こすみたいなとこまでは、いかずに、AIが支配する世の中でBI(ベーシックインカム)もらって暮らしたい、みたいな考えですかね。
イーロン・マスクみたいな弱肉強食優生思想の持ち主がアメリカのトップに君臨する時代ですから、意識高い系の人でさえも生き延びられそうにない雰囲気になりつつあるような気がします。
とはいえ、このまま労働力不足が続くなかで、既存の産業構造を維持するしかないとなれば、地方はどんどん過疎化していって、買い物も満足にできなくなることについて、5年前、以下のトピックに、コピペ&感想文を書いたんですけど、コロナのせいで、それがさらに加速しつつあるように思えます。
トヨタなんかは、米国で富裕層だけが住むゲーティッドシティなるものがあるんですが、その日本版みたいなスマートシティをいよいよ本格的に始動させるようで、建前上は近未来の生活を楽しめる実験都市といった感じなのでしょうが、日本人の選別を行うつもり満々のような気がしますねw
そういったわけで、選別からもれるアテクシたちのような立場の人間は、AIによる生産性の向上が起こらなくても、起こっても、ろくでもないことになりそうな気がしないでもありませんが、この流れは止まりそうにないので、流れに身を任せて生きていくしか無いような気がしないでもありません。