映画好きが集う会

これを観ると、芝居だというのに
ユソンという役者さんを嫌いになりかけます。
それぐらい、振り切った素晴らしい演技。

あの描写があってこそ
こんな社会は間違っているという事を
強く感じる作品になっているから。

権利とは。法律とは。一体。

子供だから保護されて、
子供だから保護されない不条理さに
嘆きもがく映画です。

社会に一石を投じるには良い作品。とても。

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リアリティ重視で制作されてると感じます。
題材が重めなのにも関わらず、人が観てて
辛くならない程度の適度なバランス感覚が逸材。

色々な人物像や物事を
等身大で描こうとしているなと思える。

多分この作品が言いたい事として
どこかで存在している、
似たような境遇はそこかしこにあって
必死に生きている人達がいる。
我々と変わらずに、日常を重ねながら。
という事と受け取りました。

最初観るまでは
評判が良くても辛そうな映画だと思って
躊躇しましたが、大袈裟に描き過ぎない作風が
現代的で、感動的な傑作でした。

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犬嫌いの毛皮好きってそういう事か、と。
オリジナルの要素に新解釈を入れ込んだヴィランの爆誕。

冒頭だけで、犬好きの犬嫌いというのを観せきった上、
最終的にダルメシアンに対しての愛憎劇に納得。
これなら確かに101匹に繋がります。

音楽もファッションもかなり上質な仕上がりで、
それだけでも観ていて楽しい。

吹き替えだと柴咲コウさんですが
太々しさを敢えて表現してる声で、クルエラという人は
他とは違うんだというカリスマ性を感じました。

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ビートルズが居ない世界だなんて。

そんな現代の別パラレルに飛んでしまう主人公のお話。
あり得ないよ、あのバンドがいないなんて。
と自分も言いたい。

王道物語で、
なんの変哲もないと言えばないかもしれない。
けれど刺さる人には刺さる良作。

監督が
これはビートルズへのラブレターなのだ、と
言っているそのままの映画。

居る事で生じる名曲の存在と
居ない事でもしかしたら
救われる事があるかもしれないというのが
ファンには堪らない。
これは居る事も居ない事も愛情なのです。

これを観て好きな作品になったなら、
ラブコールを贈る一員となる事でしょう。

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主人公とヒロインがひたすら登って走ってを
繰り返す脱出系韓国映画。

とにかく手放しで褒めたいくらいに
二人の頑張りに応援したくなる。

ヒロインが元少女時代のアイドルさんなので
最初は疑った目で観てしまいました。ごめんなさい。

でもそれを払拭するぐらいハラハラドキドキの展開で
疾走感と緊張感ですごく面白い作品です。

お助けアイテムが現代ちっくで、
なるほどなと思いました。
実際あれでどこまで出来るかは置いといて。

その場面は物語のハイライトなので
テンションがあがる。
もう面白きゃ、なんでも良いと思う。

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飛行機で隣に座った男がテロリストで、
自分が脅されたらどうする?というサスペンス映画。

この映画の面白い所は
自分だけがハイジャックに遭っているという緊張感。
主人公が頭を使って孤軍奮闘立ち向かいます。

気になる点として、犯人がひとりで喋りすぎじゃ?
というのがあれど、そうではければ
話が回らないんだろうなぁと。

終盤にも驚く場面がてんこ盛りで飽きません。
拘束されていた分、反動かのようなハードな展開です。
自分は結構好きな作品。

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食欲が湧く作品です。とにかく料理が美しくて綺麗。
美味しそうに撮られています。

この作品は、
大人のリスタートを分かりやすく提示してくる物語で、
大人の夢の自己実現を描いた秀作。

主人公の性格も気持ちの良いおじさんという風体で
人柄で良いものを惹き寄せているのがわかる。

マーベルやコナンを観ている人間からすると、
視聴者サービスに溢れた映画なのが見てとれます。
そのおかげでちょっとテンションがあがった。

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スパイダーマンのキャラクターがそのまま、
こっちに引き継がれて宝探ししてるような感覚。

裏切りが多いお話ですが
作中で何度も言われるがあまり、
誰が裏切っても驚きはありませんでした。

派手なアクションも多く、
主役のトム・ホランドが身体を張って
頑張っているのが伝わる。

原作のストックもある事だし、
王道で手堅いので次回作は余裕で作れそうな
雰囲気がぷんぷんします。

犯罪を目撃した少女が
荒波に揉まれてジャンヌ・ダルクに
させられていく様子を描いた作品。

プロパガンダというのは
こうやって作られていくとうのが丁寧なので、
なんとも言い難い後味の悪さが残る。

差別の問題の根深さと、
少女への同調圧力の憤りを感じます。
これは差別その物の抗議と、自分たちが作り出す
差別意識での弊害を訴える意味がある。

こうやって植え付けていくのならば
この問題はずっと無くなりはしないでしょうね。

メキシコの麻薬カルテルの戦争をかなり事実寄りの描写の映画。

派手な銃撃戦はほぼなく、淡々と
こういうことが起きてるんだよ~と言った内容を
ストーリー付けて送られる内容で
爽快感のある結末でもなく
非常に現実的な内容になっている。

創作映画的な面白さより、ドキュメンタリーな面白さ。
好き。

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日本人らしいお仕事ドラマだと思います。
派手なところではなく、日常の延長線のような視点や
キャラクターに重きを置いているあたりが。

だけどそれでこそ日本人の多くが持ち合わせている
縁の下の力持ちという美徳が輝ける傑作映画だと
思っています。

岸部一徳さんが演じる、
いつもは頼りにならない窓際の責任者。
いざとなったら本領発揮。それはずるすぎます。

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導入のセンセーショナルな物語の流れが良いと思います。
人を惹きつける面白さがあると思う。

前後編に分かれてる事もあり、引き伸ばす為なのか
一人一人のキャラクターに時間がかかりすぎてる。
だから編集で切れるっちゃぁ切れると思う。

ただその分、描き足りなくて人物像が分からず、
置いていかれるという事が無いので丁寧だとも思う。

犠牲者の柏木君の役を演じた
望月歩さんが特に印象に残りました。
歪んだ闇を抱えた人間だという人物像を
上手く出せていた。あの歳で。化け物です。

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ご存知でしょうか?このタイムトラベル作品を。

タイムトラベル系のアイディアは
もう出尽くされたと思っていた矢先の
新しい可能性がまだあると見い出した傑作でございます。

一回観ただけでは理解が及ばない。
だけど発想の転換だけで
こんなにも考察の余地が生まれるのかと唸った。

自分には、早送り、一時停止、逆戻し、
という映像関係者だから出てきた
アイディアのように感じます。
編集作業をしてて見つけたんではないかなと思った。

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アートな恋愛映画。
少女漫画が原作でも、他とは違うものを作ろうという
気概が感じられる。

感情で説明できない部分を
理論的に解明しようとしている節があり
そこってそんなに考えるとこ?と思える事も。

どちらかというと、映画を観ているというより
写真を観てるという感覚になる時があり
綺麗な映像美が万華鏡のようにカシャカシャ変わるので
目が疲れるとも取れる。
ちょっと好みが分かれそうな作品ではある。

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映画「ラーゲリより愛を込めて」を観た。
登場人物たちの戦争により閉ざされた心が開く度に涙が溢れてきた。
悲しいことは悲しい。
辛いことは辛い。
怒りたい時は怒ればいい。
どんな感情も言葉によって話される。
心を受け取ること、それが愛。
ありがとう。
いつまでも生きていこう。

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タバコ業界の論破王。

今の日本では批判を浴びそうな
タバコ推進映画のようなものですが
物語自体はスタイリッシュで面白いです。

主人公が圧倒的不利な筈の煙草が、
この世にとって無くてはならないのかを
弁舌で論破していく様は爽快です。

ただ中身は屁理屈だし、論点をずらして語るので
自身のタバコの印象は変わりません。

だけどビジネスというのはこうやって、
人を垂らし込めれば勝ちなのだと言われている気がした。

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ニュー・シネマ・パラダイスを作った監督の代表作。
あの監督の作品なだけあって、人生ドラマ感が強い。

天才とは一体どいうものなのかという
生き様を描き切った映画。
天才を通して芸術の素晴らしさを伝えたい
意図があると思う。

踊るピアノの場面の表現力は
思いつきそうで、なかなか思いつかない、
まさに天才の所業。

天賦の才能による苦悩と限界というものに
こちらも身に詰まる想いがする、感動的なお話です。

午後十時の映画祭という一年に渡って
全国上映展開される内の一作なので、
復刻上映してくれるようです。
観た事ない人も、ある人も傑作なので
気が向いたら如何でしょうか?
面白い事間違いなしです。

「いいね!」 3

夢に向かって直走っている人への応援劇。

血反吐を吐く程の執念と執着
その原動力は好きという気持ちと
世の中に言いたい事があるから。

ハリウッドの制作現場というよりは
アニメクリエイターという概念に近いもの感じました。
だけど同じ芸能の世界として
通ずる所はあるんでしょう。多分。

どんな事があっても
好きで居続けるというのがもはや才能。
これは狂気の沙汰の世界のお話です。

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「人生の特等席」(邦題)
Trouble with the Curve」(原題)

人生の特等席 wiki

家族を顧みずメジャーリーグの名スカウトとして生き続けた男とその娘の話。

ごめん、ポスター的なの見つからんかった。
自分はなんだかんだいっても家族もの?が好き。
家族とは、人生とは、最後に残るものとは。

クリント・イーストウッドはやっぱりかっこいい! :innocent:

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THE GODFATHER


まずはスタートからカッコいい!
暗い画面からスタート、
当時は「こんなくらい撮影あり得ない!」
と映画関係者には批判されながらも完成後に放映。
全体的に暗い(物理的)作品ながらも
アンタッチャブルにしてアンダーグランドな世界観を
見事に撮ってる。

挙句にガチマフィアから
「『ファミリー』という事がよくわかっている。」
という評価を得た貴重な映画。

とにかくカッコいい!

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