わたしのオススメ漫画

「不死身ラバーズ」高木ユーナ
https://pocket.shonenmagazine.com/episode/2550689798327366485

SF恋愛話です。
小学生の時に、主人公は好きな女の子に告白するんですが、両想いになったとたん彼女は消えてしまい、誰も彼女の存在を覚えていないんです。数年たち、主人公の前にその女の子がまた現れるんですが、彼女は最初告白した子とは別の時間軸に生きているらしく、何も覚えてなく、そしてまた好きになり告白して・・・。

どんどんパラレルワールド感が強くなっていくスピード感が面白いです。
映画化されました。マガポケで読めます。

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「母という呪縛 娘という牢獄」原作/齊藤彩 漫画/Sato君
https://pocket.shonenmagazine.com/episode/2550912964642518091

以前起きた「滋賀医科大学生母親殺害事件」の実話です。
今クライマックスなので、出しておきます。
自分家や隣の家で同じことが起きても、不思議ではない身近感があります。

教育虐待によって追い詰められての犯行ですが、「どちらかというと母が好きだった」と残しています。この辺が小さいころから当たり前に虐待があった感じが出てるなぁと思いました。

教育虐待って範囲が広くて生ぬるい感じがしますが、殴られたり、熱湯がかけられたり、包丁が飛んできたり、ただの暴力なので、この辺の言葉の表現がどうにかならないかなと思ったりしますね。

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植田まさし先生は何食わぬ顔して偉業を成し遂げてるからかっこいいのだ

おめでとうございます :tada: :confetti_ball:

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「ねずみロワイアル」佐々木順一郎
https://pocket.shonenmagazine.com/episode/2550689798846751201

有名な「バトルロワイヤル」のネズミバーションみたいです。
ストーリーはどうやら、バトルロワイヤルと同じらしいことを誰かが書いてたような・・・。

バトルロワイヤルは、絵が好みじゃないしほとんど読んでないんですが、それがかわいい絵柄になると破壊力はあります。面白く読んでます。特にバトルシーンの躍動感が見ごたえあります。

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田口囁一『ふたりエスケープ』(一迅社)全4巻

『コミック百合姫』で2020年から2023年にかけて連載されていた作品です。
いつも締め切りに追われている漫画家の「後輩」と、顔も要領も良いのに無職の「先輩」のふたりが主人公。ルームシェアしている彼女たちがあの手この手で現実逃避する姿を描いた一話完結型のコメディです。『百合姫』作品ですが恋愛的な要素はほぼありません。
同人誌で出していた漫画が商業移籍した作品なんですが、連載終了後は再び同人誌に戻って続きが描かれています。同人誌版は各種電子書籍ストアで『もっと!ふたりエスケープ』というタイトルで販売されていて、1・2巻が連載前のもの、3巻以降が連載後に制作されたものになります。なお、1・2巻の話はリテイクされて商業版第1巻に収録されています。
シリアスなところが一切なく、他愛ない日常をひたすらゆるくコミカルに描いてるので疲れてるときでも気を楽にして読めるのがいいですね。絵柄も可愛いけど可愛すぎないゆるさがあって好みです。

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heisoku『ご飯は私を裏切らない』(KADOKAWA)全1巻

カドカワのWeb漫画サイト『ヤングエースUP』で2019年に連載されていた作品です。
都市部で短期バイトをかけ持ちしながらなんとか生活している29歳女性の「私」が、日々の困難や先行き不透明な人生の絶望感に圧倒されつつも、平凡な食事にささやかな解放感と癒やしを見出す…というのが概要です。

ジャンルはグルメ漫画なもののギャグ・コメディ色が非常に強いです。強いというかほぼそちらがメイン。いつも目が死んでてネガティブかつローテンションな「私」が矢継ぎ早に繰り出すモノローグとパンチのあるフレーズの数々は圧巻です。彼女の思考はしばしば連想ゲームのように飛躍したりフルスロットルで疾走したり混沌としているのですが、そうした一人脳内会話の生々しさを残しつつ漫画という形態に自然に落とし込んでいるのは上手いなと思います。普通の人々と「私」の噛み合わなさや人生の閉塞感が絡みついて微妙な息苦しさを醸し出しているあたりもなかなかシンパシーを覚えるところですが、ひたすら滑稽に仕上げているので辛さや痛さを感じることなく笑いに徹することができるのも良いです。

キレのあるセリフが多い中で私が好きなのは「足りないのは能力じゃなくて10億円ね…」(第5話)と「なぜ感情はあるの?昆虫みたいにシステマティックが良かった」(第7話)です。よくわかるよ、その気持ち……。

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同じ作者の作品をもう1つ。
heisoku『春あかね高校定時制夜間部』(KADOKAWA)全1巻

これも『ヤングエースUP』の作品。2022年から2023年にかけて連載されていました。
定時制高校夜間部を舞台に、世の中の普通に馴染めない少し個性的な人達の日常をコミカルに描いた群像劇です。

こちらもコメディですが上記の『ご飯は』に比べるとオフビートで、人の優しさやあたたかさを感じさせる話が多いハートフル・コメディ寄りの作品です。中にはネガティブな要素を含んだパートもありますが、そうしたものを暗さや重さを排して滑稽に描くという持ち味は前作と共通していて笑えます。

私が一番好きなエピソードは第7話に入っている「雨森みこの歌」ですね。人懐こくていつもにこやかな彼女の繊細な内面が伺い知れる話で、とりわけ注目したいのが一番最後のモノローグ。彼女が心中でさらっと発する想いの中には、友人に対する純粋な優しさと自分を蔑ろにする自虐性が同居していて、優しさに涙が出そうになるのと共に自虐性が寂しさと悲痛な感情を誘い複雑な味があります。

どの人物も魅力的なので3巻くらいまでやってほしかったなーと思う漫画です。

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これ私もすごく分かりますね。特に中学時代よく思ってました。
面白そうな漫画ですね。紹介ありがとうございます。

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「娘の友達」 萩原あさ美

登場人物のそれぞれの抱える問題をすこしずつ紐解いていく。最後これからのことを思うと切ないなと思いました。逃避行はしないのね。社会の中で生きていく。面白かったです。作者は女性です。ジャンルは「サスペンス」です。こんな大人びたことを言う(?)JKはいないけど・・・笑

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絹田村子『数字であそぼ。』(小学館)既刊14巻、連載中。

『月刊フラワーズ』で2018年から連載されている作品で、数学に苦悩する学生を描いたコメディ漫画です(なお、作品のタイトルは数ではなく数です)。

舞台は京都にある超難関国立大学、吉田大学の理学部。主人公の横辺は類まれな記憶力の持ち主で、丸暗記で入試を突破した学生です。夢と希望を持って迎えた講義初日、彼は聴講した微分積分学の内容がまったく理解できないことに挫折感を覚え、さらに他の履修生の「数学は理解する学問だもの」という言葉に絶望して大学へ行けなくなってしまいます。そしてゼロ単位のまま始まった大学3年目、このままではいけないと一念発起した彼は数学ができる側の人と偶然知り合いになり、彼/彼女らにときに助けられときに翻弄されながら卒業を目指して数学と悪戦苦闘する日々を送っていく…というのがあらすじ。

爆笑数学コメディです。主人公の横辺が数学という学問や数学がわかる人々に困惑し、情緒不安定になり、挙動不審になる姿は抱腹絶倒ものです。また横辺をとりまく友人も一人を除いて変人揃いで、その個性的な行動に笑わされます。そうしたコメディ的な面とは別に、横辺が数学と奮闘し前進していく成長もの・青春ものという面も(たまに)あり、笑いだけに終始しない味のある作品でもあります。

数学の話が毎回出てくるものの、上記の通り数学がわからなくても楽しめる漫画なので苦手な方でも安心(私もちんぷんかんぷんなことが多いです)。回によってはマイナス×マイナスはなぜプラスになるのか(第3巻15話)や、リボ払いはヤバい!(第8巻41話)などわかりやすい内容のときもあるので、そういうところだけじっくり考えてみるという楽しみ方もできるでしょう。

また、余談になりますが、少女漫画誌に掲載されているわりにコマ割りは少年漫画的なオーソドックスなタイプなので、少女漫画系の文法に慣れてない人でも読み疲れしないと思います。

新刊発売キャンペーンなのか各種電子書籍ストアで4巻まで無料で読めます。興味のある方はご一読あれ。
(無料公開は7月23日いっぱいまでです)

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