好きなセンテンスを書き込む

理由は、必ずある。ただし、その理由が、言語として他人に伝達可能かどうか、あるいは、たとえ伝達可能であっても、他人の共感を得られるかどうか、という問題が残るだけなの。

森博嗣「黒猫の三角」

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皆、変なものには土足で踏み入って、その原因を解明する権利があると思っている。

村田沙耶香「コンビニ人間」

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ようするに、若い頃は「あれもしたい、これもしたい」と願っていたことが、この頃では、「あれもできなかった、これもしていない」という後ろ向きになる。
電車の進行方向へ顔を向けて風景を眺めていたのが若い頃。今は、過ぎ去っていく後方の風景を、遠ざかっていく景色を、後ろ向きにぼんやりと眺めているようなものだ。
この視点の差が、人間を大きく二分するもののような気がする。
男女の差よりも大きな違いではないだろうか。

森博嗣「少し変わった子あります」

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音楽の鳴っている間はとにかく踊り続けるんだ。おいらの言ってることはわかるかい?踊るんだ。踊り続けるんだ。何故踊るかなんて考えちゃいけない。意味なんてことは考えちゃいけない。意味なんてもともとないんだ。

村上春樹「ダンス・ダンス・ダンス」

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僕の見た岩石は僕の感情以上に索漠でも険阻でもなく、
広大な町々も僕自身の血液以上に生々と熱く鼓動してはいませんでしたし、
宿屋の御馳走も僕自身の空想の中身以上に詰め込み過ぎて不消化のモノではありませんでした。
そして芸術も僕のイエニーほど美しくはありません……。

カール・マルクス「1837年9月イエニー宛」

「資本論」の人がこんな詩的な言い回しをしてて
こういった表現力が素敵だな。憧れる。

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大切な1日が幸せでありますように

お菓子のパッケージに小さく書いてあったひとことなんですけど、なぜか無性に心に残って…。

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センテンスというか、
種田山頭火の自由律俳句ですが…

蜘蛛は網張る私は私を肯定する

私は私を肯定する、だいじ!
なかなかむずかしいのですけど!

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ゴミのようなカードでも配られたカードで勝負するしかないのさ。

多くのギャンブラーが言ってそう。

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学問のある人とは、本を読んで多くのことを知っている人である。
教養のある人とは、その時代に最も広がっている知識やマナーをすっかり心得ている人である。
そして有徳の人とは、自分の人生の意義を理解している人である。

レフ・トルストイ

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先に行く あとに残るも 同じこと
連れて行けぬを わかれぞと思う

大事な人たちに
「ゆっくり来なよ」
と言える人でありたい。

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タンゴは人生のように間違わない、 足が絡まっても踊り続ければいい
【セント・オブ・ウーマン/夢の香り】

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最近ちびちびと読んでいる本からの印象的な部分です。

『孤独の俳句』という書名の「孤独」は、孤立無援で淋しいという感情ではない。「孤独は山になく、街にある」とは、哲学者・三木清の言葉だが、これは孤独とは自分が個性を持つひとつの存在であり、自分を曲げてまで人に合わせる必要もないということを伝えている。孤独というのは人間のもっとも本質的なものであり、孤独だから自分自身でいられるし、強くなれるのだ。

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「欲望は他者の欲望」という有名な言葉がありますが、これは私なりに言い換えると、「意欲や欲望は他人からもらうもの」という意味です。
一人で長い間ひきこもっていると、自分は何が欲しいのかがよく分からなくなることがしばしばあります。
他人とともにいて、他人の欲望に接していると、その刺激から、自分の欲しいものがだんだん見えてくる。

斎藤環「中高年ひきこもり」から一部抜粋

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だまされたということは、不正者による被害を意味するが、しかしだまされた者が正しいとは、古来いかなる辞書にも決して書いてはいないのである。

だまされたとさえ言えば、一切の責任から解放され、無条件で正義派になれるように勘違いしている人は、もう一度よく顔を洗い直さなければならぬ。

しかも、だまされたもの必ずしも正しくないことを指摘するだけにとどまらず、私はさらに進んで、「だまされるということ自体がすでに一つの悪である」ことを主張したいのである。

だまされるということはもちろん知識の不足からもくるが、半分は信念すなわち意志の薄弱からくるものである。我々は昔から「不明を謝す」という一つの表現を持っている。これは明らかに知能の不足を罪と認める思想に他ならない。つまり、だまされるということもまた一つの罪であり、昔から決して威張っていいこととは、されていないのである。

伊丹万作

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Fuuさんの投稿に触発されて原典読んでみた。

前半部分が肝、この人のこういう思想好きです。

きっかけを下さったFuuさんありがとう:pray::four_leaf_clover:

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私が自分の本を書き始め、自分自身と他人の人生を分析し、質問し始めたとき、理解を得ました。ひきこもり現象自体が、実際のところ、その深層においては巨人であり、この世界における膨大な潜在能力を秘めていることを。この潜在能力がより強く抑制されるほど、人々にはより多くの問題が生じます。なぜなら、それは神の声でもあるし、罰でもあり、この神聖な声が頭の中でより強くなれば、それを受け入れてその潜在能力を実現する必要がある理性の声もより強くなるからです。そして、今日、ジェームズ・ヒルマンの著書「魂のコード」で次のように言われているのを聞きました。

『私は、多くの優れた人々、または社会に貢献した人々が学校で問題を抱え、時には学校から追い出されたことがあることを示そうとしています。これは、内なる神の声が彼らが譲歩したり順応したりすることを許さなかったためかもしれません。それは彼らの使命にとってあまりにも危険であり、それを失うことがあるからです。 この決意に子供はどのようにして応え、この恐ろしい抵抗を生み出すのでしょうか?そして、私たちはこれを病気や病理として見るかわりに、この特別なイメージを持っています。
私たちは本質を見落としているのです。従来の心理学や一般的な社会が提供する退屈で疲れる病気の物語の代わりに、私たちはこの特別なイメージを持っています。

私は、本を向上させる方法が分かりました(眠っている巨人、巨人の現れ、巨人の抑制、巨人の目覚め)。

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昨日、素晴らしい投稿に出会いました。「ひきこもりだって世界を変えられるかもしれない」と。実際、これが本当の使命でしょう。そして、今日、素晴らしい本に出会いました。偶然の連続でしょうか?そうは思いません。内なる声が歓喜しているのです

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医者も患者も一人の人間であり、神様ではない。
お互いに人として尊重し合える信頼関係を構築したい。
結局医療の本質とは、人間同士の関わりに還元される。

ロバートメンデルソン

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人の苦しみとは、煎じ詰めれば、何とかして「他人になろう」という所から生じるのであって、「自分になろう」というのであれば、楽しみこそあれ苦しい筈がない。
吉田 武

「自分になろう」とすれば苦しみ減る。よーし自分になろう!
ところで自分って何だっけ?

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