ひきこもりの原因についての深刻な誤解【8050問題の先に】

部外者はもちろん当事者まで、ひきこもりについて誤解していることがあります。

「ひきこもりの原因は本人にある」

ひきこもり支援って、本人の問題を助けようという形ばかりで、最初から本人に問題があると決めつけていますよね。
ですが、実態として、本人に問題があるケースはおよそ半分と私は考えています。

『被害妄想』がひどくてひきこもりになる人ばかりではなく、
『被害』がひどくてひきこもりになる人も当然いるって、少し考えればわかるはず。

両者は、ひきこもり同士でもわかりあえません。

『被害妄想』がひどいタイプは、「こんな他人を傷つけることを平気で言う人がひきこもりのはずがない。ひきこもりなら、こんなこと言われたらどんなに傷つくかわかるはずだ」と考える。

『被害』がひどいタイプは、「ひきこもりなら、赤の他人に何か言われた程度のことで傷つくはずがない。こんなのかすり傷にもならない、あまりにもひどいことをたくさん経験してひきこもりになったはずだ」と考える。

どちらが良いとか悪いとか、そういう議論はあえてしません。
それはどうでもいいことだからです。
両者に必要な支援は真逆であり、原因を誤解した支援は血税の無駄遣いにも程があるので、行政に勘違いしないで欲しいのです。
知っている人間が声をあげなければ、行政が永遠に迷走するのはわかりきっているので、声を上げることにしました。

両親が立て続けに亡くなり、相続するはずだった実家は全焼、弟妹とも絶縁。
血縁も地縁も完全に切れたのに、まったく困らなかったという経験から、私はついに確信しました。
誰もが不都合を私のせいにしたけれど、やはり、私の違和感は正しかったのだと。

ひきこもりが『被害妄想』タイプか、『真被害者』タイプかを判別するのは簡単です。
本人が困ったり苦しんだりしているかどうか。
真被害者タイプは、ひきこもることによってラクになります。
困りも苦しみもしません。
当たり前でしょう、加害者を自分の世界からシャットアウトしたら、ラクになるだけです。

ひきこもりの苦しさを訴えるのは、被害妄想タイプです。
外部から受けているストレスとサポートのうち、実態としてはサポートが上回っていたのに、外部の人間をシャットアウトしたから困ったり苦しんだりしているのです。

行政は、ひとくくりにしないで下さい。
問題の所在を勘違いしたまま、正しい支援などできません。

また、私の言葉がキツイと感じる人は、
あなたとはケタ違いの迫害を受けてきたからこそひきこもりになった人に、
「あなたは言うことがキツイ」とクレームを入れる意味について、
自分が言われる側だったら全然傷つかないことで神経質に傷ついたと騒がれる側はどんな気持ちだろうか、相手を否定し排除する前に、立ち止まって考えてみませんか。
考えてみないままでは、あなたはおそらく、いつまでもひきこもりです。

一人前の大人にとっては、難しいことではないんです。

子供を持てば、誰しも「自分が言われる側だったら全然傷つかないことで神経質に傷ついたと騒がれる側」を経験するのが当たり前なので。
でも、少子高齢化で一人前の大人になれる人が減ってしまった。

人口ピラミッドが崩壊した世界では、民主主義(多数決教)は迷走します。

行政はもちろん、
『ひきこもりの原因は本人にある(被害妄想である)』
と決めつけたいから、
ひきこもりが困り苦しんでいる事例ばかり求めます。

僕の私の苦しみをわかってもらえた、なんて喜んでいる場合ではありません。
行政はわかってくれたのではなく、あなたが悩み苦しんでいてくれないと困るのです。
ひきこもりの原因が当事者にない場合、対処はより困難だから。

ひきこもりの話じゃないけど、ひきこもりについての示唆に富む別居の話。

別居した妻側

別居した夫側

私がひきこもりを快適に感じている理由は、この漫画の妻とほぼ同じ。
ひきこもりって、この漫画の夫みたいになる人ばかりじゃないんですよ。
だからこそ、女性のひきこもりはカウントされづらいのでしょう。
本人も家族も困ってないから申告されづらい。
誰も困ってないことを対策する意味ってなんだろう?
行政はひきこもりの定義から、考え直した方がいいのではないでしょうか。

なお、
「被害妄想じゃないやい! 俺だって、おまえなんかいなくたって全然、困らない!」
と、強がってくれて全然構わないです、妻側は。
むしろ、強がって別居に賛成して頂きたい。
妻側は別居してもらえれば、本当に困らないから。
別居して困るのは夫側だから。

父がまさに、「自分がいなくなって困るのはひきこもりの娘である」と思い込んで、私を追い出したけど、私はもともと一人暮らしが長くて、追い出されても全然困らないところ、見守りのために戻ってたプロこもり人。
「追い出すのはいいけど、お母さん倒れたりした時、大丈夫なの」
「大丈夫だから、出て行け!」
という会話が実際にあって、私が出て行った翌日に母が倒れて末期ガンでそのまま入院。
一人暮らしになった半年後、父は家が全焼する火事を出して亡くなってしまったのです。

被害妄想を認めたくないのはわかるけど、困るの本人だよ?
命に関わるよ?
嘘で人は騙せても、神様は騙せない。
周りにストレスをかけているのがどちらか、相手を思いやっているのがどちらか、
真実は変更できない。
たとえ、100万件のいいねを集めても。

あと、ひきこもりの原因が親にあることが多いのは確かだろうけど、
それは、引き出し屋が考えるような、無理やり引き出せばいいなんて簡単なことじゃない。

そもそも私の場合は子供部屋にひきこもってたわけじゃなく、
自分で働いて貯めたお金で、自分で借りたアパートにひきこもってたわけで。

それでも、両親が亡くなって血縁と地縁が切れた途端に私が脱ひきこもりしたということは、多くの示唆に富むよね。

被害妄想タイプが『キツイ』と感じるようなこと、私は家族から日常的に言われて育った。
だから私には、キツがる人達が何をキツがってるのか、正直、わからないよ?
両親とも、私の話なんてまともに聞かず、自分が教えたことと違えば否定する人だった。
両親が生きてる限り、私の脱ひきこもりの決め手になった『子猫をつがいでペットショップから買ってくる』という選択は反対されて実現しなかったと思う。
アパートを借りるんじゃなく、築古の戸建てを購入する選択も。

親が子供をひきこもりにしているっていうのは、そういう、親の敷いたレールからの逸脱を、成人した子供がひきこもりになってなお、許さない態度のことでね。
子供部屋に居させるから悪いなんて、簡単なことじゃない。
大事なことだから2回言うけど、私が10年もの間、ひきこもってた場所は子供部屋じゃないから。
自分で働いて貯めたお金で借りた、両親とは別居のアパートだから。

引き出し屋なんて本当に危険だよ。
そんな短絡的な考えで、原因を知ろうともせずに引き出すことが正義って強硬すれば、
自殺はマシ、続々と拡大自殺が起きておかしくない。

ひきこもりは、ひきこもることが問題なんじゃなく、
カワサキのような悲惨な事件が、今後、ますます増えかねないことが問題なはずです。
その対策として、引き出し屋は論外だけど、他の支援も的外れで血税の無駄遣いなことばかりしていませんか。
悲惨な事件を起こさないためには何ができるのかという視点が肝心だと思うし、
そのためには、行政はひきこもりの定義から再考する必要があると思っています。

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このスレは行政や保護者向きで、
当事者で読みたがる人はあんまりいないと思うけど、
行政や保護者にとっては意味のある情報満載のはずなので続けます。

ひきこもりはだいたい親のせい、本人のせいとなることが多く、
7割くらいは実際、親のせいか本人のせいと私も感じます。
ですが。
裏を返せば3割近くは親のせいでも本人のせいでもない(犯罪被害者や冤罪被害者)体感で、これは無視できない数字です。
ひきこもりが100万人なら、およそ30万人なんですから。
だけど、行政は身内の無能をさらしたくないから、この3割の存在については認めないことに躍起。
誰が見ても自業自得な、被害妄想タイプの事例ばかり集めて、ひきこもりに対する偏見を助長しています。

関連して、親のせいといっても、虐待と甘やかしの切り分けは当事者にはなかなかできないものです.。
親のせいにする当事者はみんな虐待されたと口をそろえるものですが、虐待と甘やかしの切り分けは実は簡単です。

子供部屋おじさん・子供部屋おばさん → 甘やかされて、第一次反抗期のまま。
親とは別居のひきこもり → 虐待や過干渉が原因で生存本能がもはや正常に機能していない。

加害者と同じ家で暮らしたいと考える被害者はいません。
ひきこもりの原因が虐待である場合、子供部屋にひきこもることは大変に考えにくいです。
子供部屋にひきこもる場合、たとえ虐待があったとしても軽微だからです。
深刻な虐待があったら、『無理』です。

なお、子供部屋でのひきこもりであっても、親のせいだと言わない場合は、被害妄想とは限りません。
本人からしっかり、理由を聞いてください。

◆ 真被害者タイプのひきこもりはそれ自体が脱ひきこもりの過程 ◆

真被害者タイプのひきこもりは、戦略的資産処分であり、戦略的信用処分であり、戦略的若さの放棄です。

どういうことか。

弱者に資産があれば「金出せオラ!」と、暴力ないし魔女裁判によってカツアゲされるからです。
弱者に信用があれば「金ないなら借りてこいオラ!」と、暴力ないし魔女裁判によってカツアゲされるからです。
弱者に若さがあれば「金も信用もないなら
【若い男性の場合】盗んでこいオラ!」
【若い女性の場合】身売りしてこいオラ!」
と、暴力ないし魔女裁判によってカツアゲされるからです。

日本の警察も裁判所も、ほとんどまともに機能していない血税泥棒団なので、期待するだけ無駄です。
強奪される前に、姿を隠して(ひきこもって)金も信用も若さも自分のために使い切り、カツアゲされるものがなくなってから出てくるというわけ。

10年かけて使い切りましたとも。
自宅も築45年のド田舎の古民家。
資産価値はありません。
不便極まりない場所なのに、住まないと空家税がかかる負動産というやつです。
ザマァミロ悪党ども。
私からカツアゲできるものは、もう何もねぇ。
バーカバーカ、あっかんべー。
(∩´∀`)∩ アヒャヒャヒャヒャ