一緒に作品を作りませんか?

はじめまして。

私は、オーストリア出身の女性作家で、シャンツァー・アルマと申します。
現在、私は京都の芸術大学の大学院に在学しながら、アーティストとして活動しております。

▷ アンケートの内容について
今後制作しようと考えている作品には、ひきこもっている皆様のアンケートへのご協力が必要となります。非常に身勝手なお願いと存知ておりますが、皆様のポートレートを写真を使ったインスタレーションにさせていただければと思います。しかし、ポートレートといっても、顔の正面の写真には限られていません。私は次のようなものでもポートレートだと考えています。

① 自分の顔が写っている写真
② 自分が写っているが、顔が隠されたり、ぼやけたりしている写真
③ 自分が写っていないが、自分自身や自分の気持ちを象徴するものが写っている写真
④ 自分自身のアバターとして考えているものが写っている写真 (イラストなどでも可能)

以上からわかるように、ポートレートには様々な意味が含まれており、遊び感覚でご協力していただければ幸いです。どうかご検討いただきますようお願い致します。ご質問のある方はお気軽にご連絡ください。

アンケートはこちらからアクセスできます →
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdnoBtSicbmmqc8LAraxF3Z0jVjEWmM2_d-zn_vxs9meZkyjg/viewform?usp=sf_link

▷ アンケートの背景
世界中に精神的な理由で長期間にわたり家を出られない人々がいると思いますが、とりわけ日本では引きこもった経験のある方々が数多くいらっしゃると思います。毎日どのような日々を過ごしているのか、どんな楽しみやどんな不安を持っているのか。普段、関わる機会が少ないひきこもりの方達と連絡を取れるのは、インターネット時代ならではの特徴だと思います。また、人々との接触が減りつつある現在では、似たような思いを抱く人々が増えてくるのではないでしょうか。そのため、皆様のストーリーは非常に現代の社会にとって重要なヒントになると思います。ちなみに、なぜこのようなテーマに興味を持っているかというと、私自身は10年間以上もパニック障害と社交不安障害をもたらす摂食障害に悩まされていたからです。あの時に私の唯一の支えとなったのは、言葉であり、アートであり、自分を表現することでした。

▷ 湿板写真について
私は、皆様の経験を作品制作を通して形にさせていただきたいと考えております。皆様からいただく写真は、湿板写真に撮って、インスタレーション作品にするつもりです。湿板写真とは、1851年に英国のフレデリック・スコット・アーチャーに発明され、写真をガラス板やブリキ板に直接に写す技法です。一瞬で消えてしまう、手で触れない瞬間を物質として形にできるのは、湿板写真の一つの魅力です。私が初めて撮った湿般写真は、こちらのリンクで見られます →
湿板写真の例

どうぞよろしくお願い致します。

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